Vol.017お客様お一人お一人に喜んでいただける仕事を目指して
自分達にできる事を
こんにちは、小林です。
2020年1月、国内で最初のコロナウィルス感染者が確認され私達の生活を取り巻く環境は大きく変わりました。ウィルスとの戦いは予想を超えて今も続いています。
生活環境を清潔に保ち、きちんと食事をして栄養を取り、しっかり体を休め免疫力を高める。医療の専門家ではない私がどう頑張ったところで治療薬やワクチンの開発はできませんから、感染のリスクを小さくするよう注意し、体調を整えることを続けていこうと思っています。
会社では、三密を避け、社屋の清掃や換気、消毒、手指の消毒液と体温計の設置などの対策を行っています。
写真:アクリル板を設置した受付。
近況のご報告
現在3件の新築工事と幾つかのリフォーム工事を進めさせていただいております。
お陰様で毎日忙しい状況が続いております。新築工事のお打合せでは、対面での話合いが難しいこともありZOOM※を活用しながら進めさせていただきました。
この春には、最新の「構造検討用プログラム」の運用も始めました。瞬時に偏心率※の計算が行える優れもので、よりバランスの良い構造計画を詳細に検討できます。
また、緊急事態宣言下では皆様在宅時間が増えたこともあってか、これまで先送りにしていたお住まいの手直しについてご相談いただく機会が増えました。OBのお客様を中心に沢山のご相談をいただき感謝申し上げます。
新しいモデルハウス
現在、新しいモデルハウスの構想を練っています。『美しく、慎ましく、自由に』暮らせる家をテーマに、ワクワクするような要素をご提案します。
もちろん高い耐震性能(耐震等級3+アルファ)、高い断熱性能(省エネ等級4)、高い気密性能を持つ住まいです。安心して快適に暮らすための性能は、家づくりにおいて必須項目と考えます。これまで以上の性能を追求し新しい試みにもチャレンジします。太陽熱を利用した暖房器具、蓄熱建材を候補とし慎重に検討を重ねています。
コロナウイルスの影響で、オンラインを利用した在宅ワークや学習が現実となりました。今後益々、家で過ごす時間が増えていくことでしょう。住まいは、仕事、学習、レジャーや子どもの遊び場、食事、憩い、健康維持を含む複合的な場となります。
暮らしの質を高める=居心地のよい住まいを求めることが、人生の豊かさにつながるのではないでしょうか。何が大切で、何が重要でないか、お客様と共に悩み、より良い形にしていけるように、住宅設計の技術研鑽に努めてまいります。
季刊誌「WITH」は、お客様と奥山建設をつなぐ季刊誌として100号を迎えました。お客様からいただく言葉にいつも胸が熱くなります。住宅のプロとして、お客様お一人お一人に喜んでいただける仕事を目指してまいります。
※ ZOON… パソコンやスマートフォンを使って、オンラインで打合せを行えるアプリです。図面や写真を共有しながらテレビ電話のように会話ができます。
※ 偏心率… 筋交い等の耐力壁がバランスよく配置されているかを示す指標。
重心 地震力が作用する建物の点
剛心 地震力に対して建物が抵抗する力の中心である点
重心と剛心が離れていると、大きな地震の際に建物がねじれるような変形が起こり危険です。
文:小林大介