株式会社 奥山建設

埼玉で建てる木の家の注文住宅
自然素材を活かし、安全で心地良い家づくり

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住まいのコラム

Vol.019お陰様で、新しいモデルハウスが完成いたしました。

はじめに

お陰さまで新しいモデルハウスをオープンすることができました。日頃より大変お世話になっているOBの皆さま、工事や資材の調達で力を貸していただいている関係者の皆さまのお陰です。心よりお礼を申し上げます。

モデルハウス設計意図①  まちなかに庭とつながる小さな木の家を

計画地は旧モデルハウス「成長する家」のお隣で元々は駐車場として使っていた約60坪の敷地です。

北と西側にやや交通量の多い道路があり、西側に保育園、北側にマンションがある立地において、どうしたら心地よく外部空間を取り込むことのできる開口部をリビングに設けられるかがテーマとなりました。2階にリビングを配置すれば開放的な窓、耐震計画とのバランス、冬の日射の取込み共に容易になるのですが、庭とのつながりを優先したかったので、1階リビングプランを考えることにしました。

ゾーニングアイディアとして、東から南にかけて「ウチニワ」のボリュームを確保し、住まい手の視線が交差点の反対へ向かうようにすること、西に「マチニワ」として夏季の日射遮蔽を兼ねた道行く人々に楽しんでもらえるような植栽ゾーンを配置することを考えました。この二つの庭を望むよう窓の配置や大きさを検討し、小さな空間が大きく開放的に感じられるよう工夫しています。

試行錯誤の末、日中カーテンを上げておいても、ゆったりとくつろげるリビングに仕上がったと思いますので、ぜひ見学にいらしてください。

モデルハウス設計意図② 永く暮らせる家を

住宅業界に入り17年、今年40歳になりました。私達夫婦が今家を建てるとしたら、どんな家が良いだろうかと話し合いました。家で過ごす時間が長くなるであろう65歳位の時にどんな広さの家で、どんな暮らし方をしたいのかイメージを練ってゆくと、極力コンパクトで、保温性や耐震性に優れたものが良いという結論になりました。性能を重視するのは安心して心地良い日々を過ごしたい為です。整理整頓の行き届く家の大きさを考えてみると、過不足なく暮らせるコンパクトな家が良いと思いました。

結果的に延床面積26坪の2階建てとなりました。開放的なリビング空間、デッキとつながる大開口、パントリー兼仕事室、ウォークインクローゼットに使い勝手の良い洗面室、小さなゲストルームを備えます。あちこちにこもれる居場所をつくり、一人の時間も家族の時間も、ゆっくりと楽しむ計画です。

永く暮らすことを考え、仕上げ材には経年変化を楽しめる素材を選んでいます。小さな手入れを必要とする物もありますが、手を掛けることで愛着が増せば家はより良い暮らしの場へと成長してゆくのだと思います。

モデルハウス設計意図③ パッシブか居心地か

先にも述べたように、庭との心地良いつながりと開放感を優先したプランのため、パッシブデザイン的にはもう一息といった窓の配置となっています。それを補うために日射のシミュレーションを行い、寒い時期によく日が当たる部分に蓄熱材を組み込んでいます。蓄熱材は日中温められると、その熱を貯めておき夜に放熱するという仕組みで床の温度を15℃~20℃に保ってくれる予定です。当社では施工実績のない建材なのでこれからデータを集め効果を検証してまいります。

初めての薪ストーブ

会社の代表を継いで10年、念願だった薪ストーブを採用しました。スキャンサーム社の高気密住宅用のストーブです。ゆらゆらと揺れる炎をぼんやり眺めながら過ごす暖かな冬の夜に思いを馳せます。

薪ストーブは電気やガスを使わずに家を暖められるので、停電時や災害時にも暖を取ることができます。また煙突があるので開放型灯油ストーブのように室内の空気を汚す心配もないようです。高気密高断熱住宅と薪ストーブの組み合わせは、省エネ家電を上回るエコロジーな選択といえるのではないでしょうか。

まとめに

私達が目標とする良い家とは

・家族が美味しいご飯をいただき

・ゆっくりと時間をすごし

・心地よく休むことのできる家庭です。

 

 

そして、家主さんがその家を好きでいてくれることが大事だと考えています。居心地の良い場所を人は好みますから、冬暖かく夏涼しい家であることはその為の道程なのだと思います。

私達奥山建設のつくる家が少しずつより良い場所へと進化してゆくよう、知識を高め美意識を磨き続けます。シンプルで上質なひとつひとつのご家庭に喜ばれる家づくりを目指して。

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